ブナの森日本の宝
世界遺産、白神山系は秋田県と青森県にまたがる約65,000haの広大な自然環境保全地域で、指定されて以来人為的な影響を受けない原生林のままである。
特にブナの森はクマゲラ、絶滅が近いとされるイヌワシキセキレイ、ミソサザイ、ホシガラス、キツツキ、カモシカ、ヤマネといった都会の喧噪から離れた環境でしか生息出来ない動物の貴重なゆりかごでもあります。
ブナの蓄えた水は涸れることなく流れ、支流の清流にはイワナ、ヤマメ、ウグイ、カジカ、アユなどの魚がはぐくむ環境が残っています。
秋には紅葉の中、山の実りがいやしてくれるのです。ナメコ、サモダシ、ブナカノカ、マツタケ、ヤマキクラゲ等のキノコが豊富に育ち、アケビ、マタタビ、秋グミ、サルナシ、等の木の実や山菜が人々の心を豊かにしてくれます。