安藤昌益 (あんどう しょうえき)
江戸中期  〜宝暦12年(1762)
江戸時代の思想家、彼の生涯には不明な点が
多いが、八戸で町医者をしていたらしい。
封建主義を批判し、人間の平等、環境問題まで
掘り下げた著書を残す。
『統道真伝』は医学、自然『自然真営道』は農業の
尊さを説き、すべての人は生産活動に従事すべき
だと主張した。明治頃までは全く無名だったが
大館出身の学者、狩野亨吉が古本屋で発見した
ことで話題となり、現在は世界中の研究者に
親しまれている。老後は生まれ故郷大館に帰り
大館で没した事実を石垣忠吉が二井田温泉寺
で墓と過去帳を昭和49年に発見した。
良中と号して残した本は東大図書館に原本が
保存されている。
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